イチ、敵地ファンにサインをプレゼント
「ナショナルズ4-6マーリンズ」(7日、ワシントンDC)
マーリンズのイチロー外野手(42)は、ナショナルズ戦での出場機会はなかった。
前日に続いて出番のなかったイチロー。3点リードの七回2死二塁の好機に投手に打席が回ってきたが、マッティングリー監督は手薄なブルペンを考慮して代打を送らず。六回から登板した中継ぎ右腕のモリスを打席に送り(結果は見逃し三振)、続投させた。
この日は試合前のチーム練習はなし。イチローは約2時間前にフィールドに出てストレッチやキャッチボール、90メートルの遠投などの個人練習を行い、準備した。練習の合間には三塁線側席の敵地ファンにサインをプレゼントした。試合中のベンチでは大型手袋をつけて指先の感覚を維持し、出番に備えた。
試合は3-3の二回表終了後に降雨のため1時間25分の中断。試合再開後の三回にマーリンズが勝ち越しに成功し、五、七回にも加点した。4人の継投で逃げ切り、開幕3戦目にしてシーズン初勝利を挙げた。