イチ5打数無安打 メジャー通算1000三振

 レイズ戦の7回、空振り三振に倒れるマーリンズのイチロー=セントピーターズバーグ(共同)
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 「レイズ3-4マーリンズ」(25日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(42)がレイズ戦に「1番・右翼」で出場し、5打数無安打。不可解なストライク判定で今季初めて1試合2三振を記録し、メジャー通算1000三振となった。打率は・357。チームは接戦を制し、貯金を「2」とした。

 昨年8月27~31日以来となる5戦連続先発出場。イチローの初回の打席は、初顔合わせの右腕、アンドリースに二ゴロ。2ボール1ストライクからの4球目、外角148キロ直球を見送ったが、球審はストライク判定。ボール1つを挟み、フルカウントとなった後の6球目、内角の137キロスライダーを打って出たが、詰まった打球は二塁手の正面だった。

 1点を先制された後の三回無死一塁の打席は三ゴロ。初球、ボール気味の外角直球をストライクと判定された後の外角球を空振り。2球で追い込まれた後、ボール気味の外角高め146キロ直球を弾き返したが、ワンバウンドの打球は野手の正面。二塁封殺でイチローは一塁に残り、後続の連打で同点のホームを踏んだ。

 3-1の四回2死二塁の場面はカウント3-1から5球目、内角低めの138キロスライダーを打って遊ゴロだった。

 同点の七回は先頭で2番手左腕のセデーニョに空振り三振。初球の外角カットボールを空振りした後、2球連続ファウルで追い込まれ、最後はワンバウンドした127キロカーブにバットは空を切った。イチローの三振は7日のフィリーズ戦以来、36打席ぶりで今季4個目。1打席で2つの空振りは今季77打席目で初。

 1点リードの八回2死一塁の場面は4番手左腕、イブランドに見逃し三振。2ボールから自信をもって見送った3球すべてをストライクと判定され、イチローは怒りに満ちた表情でゆっくりとベンチへ戻った。1試合2三振は今季初。メジャー通算10179打席目で1000三振を記録した。

 この日は、背中の違和感で欠場中の正左翼手イエリチに続いて、「4番・右翼」を指定席としている主砲スタントンが右脇腹痛で欠場。イチローは8日のフィリーズ戦以来、16試合ぶりに右翼を守り、五回の守備で右中間深くに飛んだ打球をフェンスに体をぶつけながら捕球、敵地ファンにため息をつかせた。

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