イチロー、ローズ超え4257安打

 パドレス戦の9回、右翼線に二塁打を放つマーリンズのイチロー。メジャー記録を日米通算で抜く4257安打とした=サンディエゴ(共同)
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 「パドレス6-3マーリンズ」(15日、サンディエゴ)

 マーリンズのイチロー外野手(42)はパドレス戦で「1番・右翼」で出場し、5打数2安打1得点。今季13度目のマルチ安打で日米通算4257安打(日本で1278安打、メジャーで2979安打)とし、ピート・ローズのもつメジャー通算最多安打記録4256安打を超えた。

 初回の捕手内野安打でローズに並び、九回2死一塁の場面で右翼線二塁打。この日最後のチャンスをものにしたイチローは、自身の“引きの強さ”を問われ、「それは言うまでもないでしょう。僕がそれをもってないはずはないですから」とにこやかに言った。

 敵地にもかかわらず、大型スクリーンが2度、イチローとローズの安打数を並べてその偉業を伝えた。いずれも敵地ファンが総立ちで祝福したが1度目はスルーした。

 「ここを目標にしてなかったので、あんまりやらないでって思ってた。それは止められないですから」

 2度目のスタンディングオベーションを受けると、少し戸惑いながらも二塁上で周囲を見渡し、右手でヘルメットを掲げて感謝の意を表した。

 ファン、自軍の選手や首脳陣、さらには敵軍選手からも声を掛けられ、「記録(達成)のときはいつもそうですけど、チームメートであったり、ファンの方々だったり、ああいう反応をしてもらえるとすっごくうれしいかったですし、そこですね。それがなかったら(今回の記録は)なんにも大したことないです」と言った。

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