イチ「みなが休みたいときに僕が行く」

前夜の試合終了から12時間後のフィールドでデーゲームに備える“超人”イチロー(撮影・小林信行)
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 「マーリンズ3-0ブレーブス」(22日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(42)はブレーブス戦に「1番・右翼」で出場し、4打数1安打。打率を・350とした。メジャー通算2983安打で、大台まで残り17本とした。

 一回の打席は、今オープン戦で1打席対戦(結果は右前)している変則右腕のガントに二ゴロ、二回は中前打、五回は遊ゴロ。七回は初対戦の左腕クロルに空振り三振を喫した。

 試合は、マーリンズが二回にボアの12号2ランなどで3点を先制。先発のコンリーが8回4安打無失点の好投で4勝目。九回を締めた守護神ラモスがリーグトップに1差の23セーブ目を挙げた。

 今月2度目の3試合連続先発出場。20歳代の正外野手を日替わりで休ませるため、2日前は左翼、前日は中堅、そして、この日は右翼で起用された42歳は「みなが休みたいときは僕が行くことになっているので、想定内ですけどね」とさらりと言った。

 前夜の試合終了時間は午後10時半。その12時間後のフィールドに姿を現したイチローはランニングやストレッチで体をほぐし、キャッチボール、約90メートルの遠投など、ルーティーンを崩すことなく試合に備えた。

 打撃では五回にカウント2-2と追い込まれながら中前へ弾き返してメジャー通算2983安打。また一歩、大記録に近づいた。

 守備で本拠地を沸かせたのは3点リードの五回だ。2死二塁のピンチ。先発投手ガントが放った右翼線際の飛球に快足を飛ばし、鮮やかなスライディングキャッチを披露した。打撃力のない右打ち投手の打席のときは予め右翼線際に寄って準備しているイチロー。フェンスが視界に入る難しいプレーだったが、「どうかなぁ。ピッチャーでしたしね。限られた打球方向のイメージだったので。(打球が)右中間に行かれるとつらいですけど、僕(の体)より左側はそんなに(難しくない)、という感じですかね」と説明した。

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