羽生が技術点でチャンを圧倒「震えた」
2014年2月14日
演技を終えた羽生は、充実感あれる笑顔を浮かべ、自ら拍手すると、観衆に向かって手を合わせて感謝。「本当にうれしい。100点を超えることは考えてなかった。五輪という素晴らしい舞台で100点を超えられてうれしい」と、破顔一笑した。「足が震えた」というほどの重圧がのしかかっていたが、見事に跳ね返し、自らの持つ世界最高記録を更新。これで日本男子悲願の五輪金メダルに王手を懸けた。
表現力を示す5項目の構成点では羽生が46・61点、チャンが47・18点と世界王者に譲ったが、技術点では羽生が54・84点で、チャンが50・34点と圧倒。冒頭の4回転ジャンプ、基礎点が1・1倍される後半にトリプルアクセルと、連続3回転ジャンプを入れる超攻撃的な構成を完遂した。
重圧がかかる14日のフリーは24人中21番滑走。「しっかり休んで、今日は今日。明日は明日で自分のできることをやりたい」と、自らに言い聞かせるように話した。
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