元プロレスラーの小橋建太氏が２９日、ＡＫＢ４８握手会でのメンバー襲撃事件に遭遇した倉持明日香を心配した。

　現役時代の小橋氏の大ファンだったことから親交がある倉持は、被害を受けた川栄李奈、入山杏奈と同じテントで凶行を目のあたりにした。

　事件が発生した２５日、共通の知人から連絡を受けたという小橋氏は「同じ場所にいたと聞いたんで、『大丈夫か？』と連絡をしてもらった。明日香ちゃんにケガはないみたいだけど、精神的ショックは大きいと思う。すぐ横でそういう事件が起こって、すごく心配だね」と気遣った。

　以前からファンへの丁寧な対応が有名な小橋氏は、この日来場した後楽園ホールでも握手を求められると笑顔で応じた。自身はファンとの交流時に危険な目に遭ったことはないといい、「今まで身構えたりすることもなかった。１回そういうことがあると、精神的に構えてしまうと思う。人前に出たり、大勢の人がいるだけで怖いと思うんでは。明日香ちゃんは女性だし、トラウマになることが心配」と話した。

　ケガを負った入山、川栄、スタッフの回復を祈った小橋氏は、加害者に対して「許せない。１人のために、みんなが大変な思いをする。誰でも良かったって？純粋にＡＫＢを応援してる人にも失礼」と憤った。

　今年も事件前、選抜総選挙で倉持に１票を投じた小橋氏。心の痛みをおもんばかりながら、「明日香ちゃんの気持ちが落ち着いたとき、自分のタイミングで（公の場に）戻ってくればいいと思う」と言葉を送った。