米国での“亀田トレイン”に苦言
日本ボクシングコミッション(JBC)の秋山弘志理事長は14日、WBO世界バンタム級王者の亀田和毅が13日(現地時間12日)に米ラスベガスで2度目の防衛に成功した試合のセコンドに付いた父・史郎氏の振る舞いに苦言を呈した。
史郎氏は和毅、興毅と「亀田トレイン」を組んで入場し、セコンドに付いた。海外での活動はJBCの管轄外とはいえ「海外だから何をしてもいいというもんじゃない。息子が(移籍申請中の)大事な時期だし、自粛するべき」と指摘した。
また、東日本ボクシング協会の大橋秀行会長も「この状況で“亀田トレイン”でセコンドに付いてリングに入るのはいかがなものか。コミッションにいい印象は与えないんじゃないかな」と話した。
この日行われた同協会の理事会では亀田問題について議題に上がらなかったものの、史郎氏のセコンドを「アマでライセンスを出しているのだから違反ではないか」との意見を述べた理事もいたという。
JBCの資格審査委員会は今後、興毅とUNITEDの三好会長を呼んでヒアリングを行い移籍について再審議する。秋山理事長は「今回セコンドに付いたことが審査に影響することはない」と話していたが、心証は決してよくはない。