村田が帰国 ラスベガスで60ラウンド
ロンドン五輪ボクシングミドル級金メダリストで、WBC世界同級12位の村田諒太(28)=三迫=が23日、9月5日のプロ第5戦(東京・代々木第二体育館)に備えた米ラスベガス合宿から帰国した。
7月28日から約1カ月間の合宿はスパーリング中心に行った。主要4団体のスーパーミドル級でランク入りしているジェイレオン・ラブ(米国)やライトヘビー級の選手らと約60ラウンドをこなした。鼻の古傷が開くほど激しい当たりもあったが「でかい相手に体で当たり負けしなかった」と自信を得た。
しかし、黒人選手の速いジャブに対応する練習など試行錯誤の中で混乱もあったようで「調子を崩すこともあって、前回(WBAミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン=カザフスタン=との合宿)ほどつかめなかった」と、満点はつけなかった。
プロ第5戦の相手は、メキシコの現役王者のアドリアン・ルナ。「試合まで時間があるので調整できると思う。どんな形でもKOで勝ちたい」と話した。