福田洋 全日本にレンタル移籍
DDT系列のユニオンプロレス・福田洋(27)が全日本にレンタル移籍することが28日、明らかになった。横浜市内の全日本事務所で全日本・秋山準社長とDDT・高木三四郎社長と福田本人が会見し、発表した。期間は10月22日の後楽園大会から来年のチャンピオン・カーニバル終了までの約6カ月間。秋山社長から選手レンタルの話を持ちかけ、高木社長が系列団体を含めて希望をつのったところ、福田が真っ先に手を挙げたという。
福田の戦いぶりはネットでちらっと見ただけという秋山社長は「以前から若手の底上げについて高木社長に相談しており、いい若手がいれば貸してくれないかという話をしていたところ、福田選手をレンタルさせていただくことになった。Mr.パーフェクトらしいので、ウチの選手の中に入って、どんな化学反応が起こるか楽しみ」と期待した。
高木社長は「本人の意向を尊重して半年間、送り出したい。レンタル移籍の形をとるからには、修行と同じ。半年間はユニオン、DDTを含めてほかの団体に出るのは意味がなくなるので、全日本だけに出る形になる」と説明。福田はDDT総選挙を辞退するという。
日体大柔道部出身で11年5月にデビューした福田は「真っ先に挙手した理由は星の数ほどレスリングカンパニーがある中で、トラディショナルかつ重厚なアメリカンプロレスを体現してるのがオールジャパンだから。海外遠征に行くつもりで全国を行脚したい。Mr.パーフェクトと王道プロレスをケミストリーさせて、ユニオンの最強外国人としてカムバックしたい」と意気込んだ。
MEN’SテイオーとのコンビでUWA世界タッグ王者に君臨している福田は、ベルトを保持したままの移籍を宣言。全日本では3冠王座に興味を示し、「父親が四天王プロレスファン。あまり仲が良くないんで、秋山社長と戦ったら父親が喜んで」という理由で秋山社長との対戦を希望した。過去に全日本への参戦経験はない。
また、会見の席上、交換要員として全日本からSUSHIの名前が浮上。秋山社長は「半年でも1年でもどうぞ」と長期を望み、高木社長は「期間は長くなくてもいいです。会社に持ち帰ります」と引き気味だった。それでも、高木社長は「ウチは活性化していかないと意味がない。話があれば第2弾、第3弾はあり得る」とコメントした。
プロレス界のレンタル移籍は12年5月、当時全日本のBUSHIが新日本へ移籍して以来(そのまま13年1月に完全移籍)、2例目。交換のレンタル移籍となれば史上初。
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