王者・内山 11月にもV9戦
WBA世界スーパーフェザー級王座を8度防衛中の王者・内山高志(34)=ワタナベ=が8日、大相撲の勢(27)=伊勢ノ海=らとともに大阪市内の毎日放送で「痛快!明石家電視台」(10月6日放送)の収録に参加した。
「対戦相手がいなくて困っています。9月にやる予定だった(ランク)1位の相手がやらないと言って、流れて…。ボクサーなんで試合が仕事。ファイトマネーが入って来ない。1年に3回くらいはやらないと…」と強いがゆえの悩みを訴え。司会の明石家さんまを「そんなこと言えるのは世界で3人くらい」と驚嘆させた。
収録後は「あんまりバラエティーは出ないんですが、さんまさんだったのでおもしろそうだと思って出ました。テレビで見るまんまで楽しかった」と大満足の王者。「皆さんプロの方でその道を極めている方。僕も頑張ろうと思った。(共演した)アイドルのテンションでいきたい」と大いに刺激になった。
昨年大みそかにV8防衛後、対戦が流れ続けているが、次戦V9戦は11月にも行うことを明かした。「11月に向け準備する。間隔が空けば緊張感は高まるのでプラス」と、前向きにとらえた。
「この階級は層が厚い。オリンピックに出るような選手、若い選手もいるし、統一戦もある」と同級で防衛を重ねる考え。将来的にはラスベガスでのビッグマッチを熱望。「ベルトは全部欲しい。ずっと言っているけどガルシアのWBOが欲しい。お互い中間距離でおもしろい」とWBO同級王者・ミゲル・アンヘル・ガルシア(米国)を照準に定めた。
また大相撲秋場所(14日初日、両国国技館)を控える勢は間寛平に四股の踏み方を伝授するなど、大いに番組を盛り上げた。「大阪出身で小さい頃からずっと見ていた番組。夢がかなった」と、大喜びしていた。