鷹木、大仁田組で電流爆破デスマッチ
ドラゴンゲートの鷹木信悟(31)が、同団体所属選手で初めて電流爆破デスマッチに挑むことが10日、決まった。「火乃国大花火」(11・3グランメッセ熊本)で尊敬する大仁田厚(56)とコンビを組んで出陣する。対戦相手は未定で、公募するという。
大仁田から「電話で一緒にやろうと声を掛けたら即答してくれた」と紹介された鷹木は、「ドラゴンゲートの選手が電流爆破をやるのはインパクトがあると思うけど、もともと大仁田さんに憧れてプロレス界に入った」と“邪道ワールド”への熱い思いを明かした。
デビュー10周年を迎えた鷹木は5月に地元・山梨で大仁田と6人タッグで対戦し、さらに心が通じ合ったという。「『電流爆破に入る気はあるか?』と言われて、1000人とかの前で『やってやりますよ』と言った。調整して、11月3日はドラゴンゲートの試合もないので出場することになった」と力を込めた。
ファン時代の大仁田の電流爆破戦で印象に残る試合として、94年5月5日・川崎球場での天龍源一郎との金網戦を挙げた鷹木。いざ自身が入る心境を聞かれると、「天龍戦をビデオショップで見つけて、(最初は)何てことするんだと思った。そこから人間の強さ、弱さ、生きざまを見せる大仁田さんの影響を受けた。それでプロレスを10年やってつながった。正直、大仁田さんと組んで爆破をやれることにウキウキしてるけど、試合が近づくにつれて怖くなると思う。逃げずに頑張りたい」とコメントした。
また、大仁田は参戦がかなわなかった熊本県のゆるキャラ・くまモンについて「イメージはくまモン&大仁田&鷹木組だった。でかいヤツにフォールされたくまモンがカウントツーで返せば、日本国民が沸くだろうと思ってた」と告白。興味深そうに聞いていた鷹木は「山梨県観光大使をしていて、山梨の祭りでくまモンと会ったことがある。もしかして、まだ(ひと波乱)あるかもしれない」とサプライズを期待していた。