長谷川穂積 26日に去就判断か
ボクシングの元世界2階級王者・長谷川穂積(33)=真正=が25日、MBS毎日放送の情報番組「せやねん!」に生出演し、26日に開催される「大阪マラソン2014」(大阪城公園前発、インテックス大阪着=42・195キロ)への出場を表明し、初のフルマラソン挑戦を去就へのひとつの判断材料にする考えを示した。
長谷川は4月23日に大阪城ホールで3階級制覇をかけて3年ぶりとなる世界戦に挑んだが、IBF世界スーパーバンタム級王者のキコ・マルティネス(スペイン)に3度ダウンを奪われ、7回TKOで敗れた。進退をかけた一戦で壮絶に散ったことで引退が濃厚と見られていたが、試合後、去就については保留としていた。5月からはロードワーク、7月からはジムワークも再開しており、現役続行への思いも見せていた。
初挑戦となるフルマラソンについて「もし走り切られなかったどうしよう」と話しながら、「(現役続行、引退)どっちの考えもあるんですけど、絶対にどっちかの選択をしないといけないので、せっかく明日走らさせていただくので、声援とかを受けてひとつの答えにつながればいいと思うんですけど」と今後の人生への決断につなげることを明らかにした。
長谷川は2005年4月に14連続防衛中のウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)を判定で破り、世界初挑戦でWBC世界バンタム級王座を奪取。この王座を10度防衛した。陥落後の10年11月にはフアン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)との決定戦を判定で制し、WBC世界フェザー級王座も獲得。飛び級で2階級制覇を達成した。フェザー級王座陥落後は1階級下げて、スーパーバンタム級での3階級制覇を目指していた。