武藤 WRESTLE-1王座奪取

新チャンピオンになりベルトを巻いた武藤敬司=両国国技館
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 「WRESTLE-1」(1日、両国国技館)

 武藤敬司(51)が自身のデビュー30周年記念大会で河野真幸(34)を下し、WRESTLE-1王座を奪取した。

 全日本時代の12年3月20日、当時ノアの秋山準(45)に挑んだ3冠戦以来のシングル王座挑戦。30年間の激闘で、両膝など満身創痍(そうい)の51歳が後輩に挑んだ。シャイニング・ウィザード、ムーンサルトも返されたが、最後の力を振り絞り、ドラゴンスクリュー2連発からの足4の字固めで仕留めた。

 武藤敬司としては09年1月4日にIWGPヘビー級王座を失って以来のシングルベルトを腰に巻くと、「本来は皆さんを励まさなきゃいけないのにパワーをもらいました」と大声援に感謝。船木誠勝、AKIRA、解説を務めた蝶野正洋の新日本同期入門の3人に加え、やはり解説で訪れた小橋建太氏をリングに上げて「オレたちの時代で写真撮ろうぜ」と笑顔でカメラに収まった。

 節目を自身で見事に締めたスーパースターは「もう少し、絞りかすが出そう。WRESTLE-1、プロレス!オレの骨の髄までとことんしゃぶってくれ!」と絶叫した。

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