リアルジャパンの１２・５後楽園ホールで行われる貴闘力のプロレス第２戦が６日、大仁田厚率いる邪道軍との５対５に電撃決定した。

　この日、都内で初代タイガーマスクの指導でスーパー・タイガーと公開練習を行っていた貴闘力のもとを、大仁田が矢口壹琅とともに訪問。デビュー戦で貴闘力に敗れた矢口が「どこへ行っても“貴闘力に負けた男”と言われる。再戦を受けろ！」と、曙戦を望む貴闘力に要求した。

　初代タイガーが「今回はお前たちとはない」ときっぱり拒絶すると、大仁田は奥の手とばかりに、「これを見たら受けるだろう？」とリアルジャパン・平井丈雅代表の恥ずかしい写真を差し出した。

　思わぬ脅迫に初代タイガーは貴闘力と写真を確認すると、初代タイガーが「これはダメ。どこかの政治家じゃないんだから。これは受けざるを得ない」と即答。貴闘力も「ギャラが少ないと思ったら、（平井代表は）こんなものに使ってたのか。曙とやりたかったのに…」と渋々承諾した。

　すでに貴闘力とのタッグが決まっている初代タイガーは「軍団全員、リングに上げろ。５対５でやろうじゃないか」と大仁田に逆要求。大仁田は「分かった。じゃあ、ルールはこっちで決めさせてもらうぞ」と満足そうにうなずいて引き上げた。

　矢口の参戦も確実のため、両軍ともに３人ずつのメンバーを加える形となる。なお、平謝りだった平井代表は「リアルジャパンの完全勝利でみそぎとさせていただきたい。そのときは元の画像データも消去させる」と話した。