「ボクシング新人王西軍代表決定戦」（９日、ボディメーカーコロシアム第２競技場）

　全１２階級が行われ、今年の西軍代表が決定した。１２選手は全日本新人王決定戦（１２月２１日、東京・後楽園ホール）で東軍代表と対戦する。スーパーフライ級の橋詰将義（２０）＝井岡＝が１回２分ＫＯ勝ちし、大会ＭＶＰに輝いた。

　橋詰は西日本新人王戦でも１回ＫＯ勝利し、連続のＭＶＰ。ゴングと同時にラッシュをかけると、右フックが顔面をとらえダウンを奪う。ダメージの残る相手を連打で追い詰めると、レフェリーが試合を止めた。

　「思った以上に相手は手を出して来た。でもレベルが違いましたね。早く止めて欲しかった」と対戦相手を気遣う余裕。。文句なしのＭＶＰに「狙ってました。うれしいです」と胸を張った。

　元２階級王者・井岡一翔（２５）、元ＷＢＡ世界ミニマム級王者・宮崎亮（２６）がジムの先輩。「そういう環境なので、練習を見ているだけで強くなる。少しずつ近づきたいし、新人王とか言ってる場所じゃない。通過点」と言い切った。

　全日本新人王で狙うはもちろんＭＶＰ。「誰とやっても、何があっても勝ちますね。絶対に獲ります。ＭＶＰももらえるもんはもらう」と意気込んだ。