無敗王者ロマゴンが圧勝で初防衛
「WBC世界フライ級タイトルマッチ」(22日、横浜国際プール)
王者のローマン・ゴンサレス(27)=ニカラグア=が、挑戦者で8位のロッキー・フエンテス(28)=フィリピン=を6回2分11秒でTKO勝ちし、初防衛に成功した。ゴンザレスは戦績を41勝(35KO)無敗に伸ばした。
試合開始から手数を出し、積極的に攻め込もうとするフエンテスに対し、ゴンサレスも打ち合いに応じた。ゴンザレスは左右のアッパー、ボディーをヒットさせてペースをつかみ、有効打を積み重ねていった。
フエンテスも右フックで攻め返そうとするが、ラウンドが進みにつれ、ゴンサレスの的確なパンチが上回った。
4回終了時の公開スコアは3者とも39-37でゴンサレスの優勢を示した。
6回、ゴンサレスは左右のワンツーでダウンを奪い、相手が立ち上がると一気に攻め続けた。フエンテスが防戦不能と判断したレフェリーは試合を止め、ゴンサレスのTKO勝利を告げた。
3階級ゴンサレスは試合後、「アッパーを多用する作戦だった。予告した9ラウンド以内に倒すことができてホッとしている」と話した。