世IV虎 赤井沙希との防衛戦を直訴
ワールド・オブ・スターダム王者の世IV虎が28日、都内のDDT事務所を訪れ、高木三四郎社長に対し、スターダム12・23後楽園での赤井沙希との防衛戦を直訴した。赤いベルト持参で乗り込んだ世IV虎は、まずはDDTを主戦場とする赤井を探したが、高木社長が「赤井選手はオスカー(プロモーション所属)なんで、ここにはいません」と不在を明かした。ならばと、世IV虎は団体トップに「赤井沙希とやらせろよ。このベルトを懸けて。自分にしかできない相手なんだよ」と迫った。
「これが正式オファー」という世IV虎の鋭い視線におびえながらも、DDT総選挙6位の人気者・赤井を壊されたくない高木社長は「時期尚早だと思いますよ。赤井選手はまだデビュー1年半たってないし」と敬語で回答。世IV虎が「うるせえな」と引き下がらないと、ついには「僕には決定権がないんです。すべてはモジャモジャ頭の鶴見亜門というGMが握ってるんで、どうしてもと言われるなら、30日の後楽園ホールに来てください。そこなら赤井選手もいますんで」と丸投げした。世IV虎はあきれつつも、チャンスを生かすべく、「30日、行ってやるよ。人がいっぱいいるところでケンカを売られたら、断れないだろうから」と後楽園で本人への直談判を決めた。
昨年8月の赤井のデビュー戦、今年1月と2度対戦している世IV虎は「(父が俳優・赤井英和という)親の七光りだろう。あいつに女子プロの厳しさをたたきこんでやる。シングル戦であいつがどれだけできるかもそうだし、王者として自分が何をできるか力量をはかるチャンス」と不敵に笑った。
昨年4月に引退試合の相手を務めた元ライバルの愛川ゆず季同様、「チヤホヤされるヤツは大嫌い」という女番長は、「試合をやると決めてる。顔をボコボコにしてやる。しばらく芸能のスケジュールはいれない方がいい」と予告。初防衛戦でグラビアハンターとして赤井を“公開処刑”するつもりだ。