貴闘力、大仁田と有刺鉄線上で激突

大仁田(下)にキックを見舞う貴闘力
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 「リアルジャパン」(5日、後楽園ホール)

 4月にプロレスデビューした貴闘力(47)が8カ月ぶりのリングで、大仁田厚(57)率いる邪道軍と5対5で激突した。

 初代タイガーマスクと交代し、大仁田と対峙(たいじ)してひと呼吸おいた瞬間、赤い毒霧を食らった。すぐに貴闘力は場外へ放り出され、10人が入り乱れる無法地帯となった。

 元関脇はデビュー戦に続く乱撃戦に徐々に本領発揮。5分過ぎ、大仁田を有刺鉄線ボードへ投げつけ、左張り手(リキ・ハリアート)を見舞った。自分も有刺鉄線ボードにたたきつけられたが、初代タイガーと2人がかりで大仁田に同じ技を浴びせた。最後は初代虎&貴闘力軍が勝利を飾った。

 試合後、貴闘力は「鼻血が出た。前歯も折れた」と顔をしかめたが、声援に対し「ありがたい。もっと練習しないといけない。先生(初代タイガー)とかみなさんのおかげで勝つことができた」と感謝を述べ、次戦については「まだ分からない。とりあえず体が痛い」とだけ話した。

 会見がひと段落すると大仁田がまた出現。「オレか貴闘力のどちらかが取られたら負けのキャプテンフォールマッチで決着をつけよう」と再戦を主張し、元関脇は「分かったぞ。死ぬ気で来い」と受諾した。

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