脇澤美穂 8年間の現役生活にピリオド
「スターダム」(23日、後楽園ホール)
脇澤美穂が23日、引退試合を行った。脇澤は憧れの豊田真奈美、大ファンというドラゴンゲート・堀口元気H.A.Gee.Mee!!と組み、紫雷イオ&岩谷麻優&望月成晃と対戦。号泣しながら入場してきた脇澤は、ワッキーコールに全力で応えた。
首の痛みをこらえながら“餞別”のような攻撃に耐え、岩谷にはフィッシャーマンズスープレックスを浴びせた。最後は岩谷のドラゴンスープレックスに沈み、11年からの3年間、全日本女子時代を合わせ、8年間の現役生活にピリオドを打った。
マイクを手にした脇澤は「あ~終わっちゃった。大好きなみんなに囲まれて、私はすごく幸せです。脇澤美穂、成仏しました」とあいさつした。
セレモニーでは同期の高橋奈苗、中西(現・大江)百重さん、愛川ゆず季らから花を受け取った。豊田に対しては「生まれ変わったら、豊田さんを見ないようにします。もうプロレスラーにはなりたくないから」と本音を口にし、ホロリとさせた。
テンカウントゴング後、“みんなの太陽”と呼ばれた脇澤は、涙のち笑顔で愛したリングに別れを告げた。二足のわらじから、今後はお笑いコンビ『カイドキッ』としての活動に専念する。