石井 ミルコ戦の次はジョシュ
IGFの大みそか「INOKI BOM-BA-YE2014」(東京・両国国技館)でミルコ・クロコップと対戦する石井慧が25日、成田空港着の航空機で帰国した。10月初旬に右ろっ骨を骨折して心配されたが、「コンディションは今までにないくらいいい。(けがは)完治した」と絶好調を宣言した。
8月にミルコのひじ打ちで流血し、ストップ負けでIGF王座を奪われたリベンジを期す。「(試合映像は)何回か見た。僕の悪いところもあった。(今は)全部プラス思考。あれがあったから、ひじへのディフェンスを覚えないといけないと思ったし、あの負けが良かったと思えるように、大みそかは結果を残したい」と力を込めた。
DEEPのさいたまスーパーアリーナ大会、ボクシングの世界戦など注目される格闘技の中で「一番目立ちたい」とニヤリ。同日興行のDEEPへの意識はないというが、「北岡(悟)選手が好きなんで、(自分の)試合が早く終わったら応援に行きたい」と話した。
ミルコ戦の先には、「INOKI-」にプロレスルールで出場するジョシュ・バーネットを見据えている。「勝った暁にはタダじゃ帰さない。(ミルコ戦が)タイトル戦といっても、ジョシュがIGFにいる時点で、(勝者も)真のチャンピオンといえない。ジョシュはシード選手のようなもの。レコード(戦績)も飛び抜けている」と一目置きつつ、“ジョシュ超え”を目標にした。
男児が誕生予定でパパになる15年は、より多くの試合を行いたいという。「しっかり次のステップにつなげられるように。(目指すは)1段階上。ギャラが上がるとか、新しい団体に出るとか」と思い描いていた。