山中が始動 リゴンドー「やってみたい」
WBC世界バンタム級王者・山中慎介と同スーパーフェザー級王者・三浦隆司(ともに帝拳ジム)が5日、東京・神楽坂の帝拳ジムで始動した。
年末年始はのんびりと過ごしたという山中は、大みそかの世界戦をテレビ桟敷ではしご。リゴンドー-天笠戦もチェックし「リゴンドーは思ったほどではなかった。1発、1発の重みは感じたけど楽しているという感じだった。天笠君も良かったんでしょう。あと一歩だった」と話した。階級は一つ上だが、リゴンドーも「やってみたい相手の一人」という。
山中はさらに「ケガなくできているのでコンスタントに試合をしたい。相手の質にこだわりたいし、ビッグマッチを含めて今年は勝負する思いが強い」と今年にかける思いを口にした。
一方、三浦はこの日帰省先の秋田から帰京したばかり。統一戦による再戦がうわさされるWBAスーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)の防衛戦は「(テレ東は)秋田では映らないのでYouTubeで見ました。年齢もあるし、(一昨年は)ダウンもしていたし、どうなのかなと見ていたけど、まだまだ強いという印象」と話した。
ただ、自身の中では内山は対戦したい相手のナンバーワンではないという。「昨年、WBC総会でラスベガスに行ったときに、メディアからガンボア(キューバ)やジョニゴン(ジョニー・ゴンサレス=メキシコ)がやりたがっていると言われた。海外で有名な選手とやって名前を覚えてもらいたい」と、海外進出を最大のターゲットに挙げた。