高校1年・高山 学友に勝利報告
昨年大みそかに日本ボクシング史上初の主要4団体制覇を果たしたIBF・WBO世界ミニマム級王者・高山勝成(31)=仲里=が7日、昨年4月に入学した名古屋市・菊華高で3学期の始業式に参加し、勝利報告を行った。
体育館のスクリーンに王座決定戦の映像が流され、7回TKOシーンまで全校生徒と観戦。教頭先生が「この4団体を制したのは日本で初めて」と説明すると大拍手が巻き起こった。
ロッキーのテーマ曲が流れる中、壇上に上がった高校1年生王者は生徒会長から花束を渡され、祝福された。持参した4本の世界ベルトも誇らしげに披露。「会場に来てくれた人もテレビで見てくれた人も。みんなの声援が力になった。1年5組のみんなからもらった『己に勝て!!』の横断幕も試合前に見てました」と学友らに感謝を述べた。
前日には昨年度の年間表彰選手の選考があり、初の殊勲賞を受賞。「とれたことは誇り。今年もベストの戦いをして、もう一つ、2つ上の賞を獲りたい」とさらなる上を見据えた。