天笠 激闘敗戦に地元はなお期待

顔面の腫れがすっかり癒えた天笠
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 昨年大みそかに大阪でWBA・WBO世界スーパーバンタム級王者のギジェルモ・リゴンドー(キューバ)に挑戦し、11回終了TKO負けしたIBF世界フェザー級3位の天笠尚(山上)が15日、出身地の太田市役所で清水聖義市長に世界戦報告を行い、会見に応じた。

 最強王者・リゴンドーに一歩も引かぬ激闘。2度のダウンを奪ったファイトは熱く支持され、天笠は2014年度の敢闘賞に選ばれた。試合で顔面はすさまじく腫れ上がったが「控室で鏡を見てびっくり。だけど、腫れは5日で引きました」と、意外?にも回復は早かった。

 市役所では多数の職員や市民の歓迎を受けた。清水市長は「負けたのにこれだけ集まってくれるのは期待の表れ。今、日本のボクシングは強い。その一角を担ってほしい」と激励された。

 「リゴンドーのパンチは想定外に強かった。ハンマーみたいだった」と振り返った。7回に2度のダウンを奪ったがゴングで逃げられ、攻めきれなかった。「パンチが強く、手を出させてカウンターを狙っているんじゃないかと警戒した」と振り返った。

 始動は16日ごろを予定している。次戦は未定だが、フェザー級で行う予定。後援会によるとIBF世界フェザー級王者のイフジェニー・グラドビッチ(ロシア)への挑戦プランがあるという。

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