全勝の挑戦者「おしゃべりは終わり」

 前日計量を終え睨み合う王者スタイバーンと挑戦者のワイルダー(右)=MGMグランドガーデン(撮影・大橋小太郎)
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 「WBC世界ヘビー級タイトルマッチ」(17日、ラスベガス)

 ボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチの公開計量が16日(日本時間17日)に米国ラスベガス・MGMグランドガーデンで行なわれ、王者バーメイン・スタイバーン(カナダ)は239ポンド(108・4キロ)、指名挑戦者のデオンテイ・ワイルダー(米国)は219ポンド(99・3キロ)だった。

 まるでNBA選手のように引き締まった身体を披露した32戦全勝全KOのワイルダーは、「お喋りは終わり。戦いのときが来た」と威勢の良いコメントを連発。一方、アマ、プロを合わせて通算85戦のキャリアを持つ36歳のスタイバーンは、「この試合後にはワイルダーの名前なんて誰も聴かなくなるよ」と余裕を見せた。性格、ファイトスタイルともに好対照な2人の対戦はKO決着必至と見られ、特に低迷するアメリカヘビー級の期待を背負うワイルダーの真価がここで問われることになる。

 セミファイナルで予定されるWBC世界スーパーバンタム級タイトル戦の計量も同時に行なわれ、王者レオ・サンタクルス(メキシコ)は121・5ポンド(55・1キロ)、挑戦者のヘスス・ルイス(メキシコ)は122ポンド(55・3キロ)でともに計量をパスした。2015年中にビッグファイト登場も予定されるサンタクルスは、「この試合に勝ったらアブネル・マレスかギジェルモ・リゴンドーと戦いたい」と意欲を示している。

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