女子W世界戦 柴田「実力差見せる」
ボクシングのダブル世界戦、IBF女子世界ライトフライ級タイトルマッチとWBC女子世界アトム級タイトルマッチ(19日、後楽園ホール)の調印式と前日計量が18日、都内で行われ、4選手ともに一回でクリアした。
IBF王者の柴田直子(ワールドスポーツ)は今回が3度目の防衛戦。対戦相手はスパーリングでグローブを合わせたこともある花形冴美(花形)で「前に前に出てくるあきらめない選手だけど、私も世界の舞台で戦ってきた。実力の差を見せつけたい」と自信をのぞかせた。花形は「うまさ勝負ならかなうところがない。ヘタなりに頑張る」とぶつかる覚悟だ。
WBC王者の小関桃(青木)は昨年、指名挑戦者を下し、具志堅用高の持つ世界戦防衛回数の国内記録「13」を抜く「14」回防衛に成功した。
今回の相手は同級11位のアイサー・アリコ(フィリピン)。23歳と若いが、パンチ力があるという。小関は「ケガなくいい練習ができた。はっきりした形で勝ちたい」と貫禄を見せた。
柴田と花形はともに48・7キロ。小関は46・1キロ、アイサー・アリコは45・7キロで計量を終えた。