凄惨マッチの安川「被害者扱いやめて」
女子プロレス「スターダム」の凄惨マッチで重傷を負った安川悪斗(28)が3日、負傷後初めて自分でブログを更新し「やめてくれ」と被害者扱いされていることへの困惑を記した。
安川は3日に、鼻骨が粉砕骨折した鼻など顔面の修復手術を受けて成功、麻酔から覚めたあと、ブログを書き込んだものと思われる。
「やめてくれ 私のみえないところで何がおきてるんただ 私だけ被害者あつちやめてくれ 悪いんだ私も悪いからやめてくれ 私の目みえるようになるからなるからいまボヤけてるだけやんだ失明してない だからやめてくれ私を被害者あつこいしないでくれお願いだ頼むお願いします」(原文まま)
たどたどしい文章から、まだ視力が回復していないことが見て取れる。そしてまだ、麻酔が完全に覚めていなかったのかもしれない。
しかし、安川はすべてをプロレスの試合の上でのこととし、自分を被害者とは思っていないということを言いたいのだろう。
安川は凄惨マッチの翌日、目が見えないことから母親の代筆で「昨日のスターダム後楽園のお詫び」をアップし、「あんな試合を見せてしまい申し訳ありません」などと謝罪していた。
安川は2月22日に後楽園ホールで行われたワールド・オブ・スターダム選手権で、王者・世IV虎(よしこ=21歳)から馬乗りになられて鉄拳、掌底などを浴び救急搬送、頬骨、鼻骨、左眼窩底骨折、両目網膜剥離振盪症などを負わされた。
世IV虎は25日に無期限出場停止処分が発表され、スターダムのロッシー小川代表らと会見して謝罪した。