高山勝成 4・22に初防衛戦
昨年末に日本ボクシング史上初の世界主要4団体制覇を果たしたIBF、WBO世界ミニマム級統一王者・高山勝成(31)=仲里=が12日、大阪市内で会見し、4月22日に現IBF世界ライトフライ級8位・ファーラン・サックリンJr.(21)=タイ=とIBF初防衛戦を行うことを発表した。指名試合の期限が重なるWBO王座はすでに返上し、この日、JBC(日本ボクシングコミッション)に伝えた。世界3階級制覇を狙う井岡一翔(25)=井岡=とのダブル世界戦となる。
高山は戦績28勝(11KO)7敗、1無効試合。ファーランは27勝(15KO)3敗1分けで、13年の大みそかに元WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮(26)=井岡=を3回KOで倒した実力者。長身でカウンターを得意とし、父が世界王者というサラブレッドだ。
悲願のグランドスラムを達成してからの初戦に「いつも通り全力で勝ちに行く。大みそかに一区切りが付き、2015年、ステップアップに臨む大事な戦いになる」と高山は気合十分。普段は一階級上で戦っている相手に「自分が今年、来年中に2階級制覇をかけて戦うかもしれない。そのために向けての戦い」と2階級制覇に向けたテストマッチとも位置づけた。