“神の左”山中、V8に「自信満々」

記者の質に応える山中慎介=スイスホテル南海大阪(撮影・石湯恒介)
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 「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(16日、大阪府立体育会館」

 「ワールド・プレミアム・ボクシング21」の調印式、ルールミーティングが14日、大阪市中央区のホテルで行われ、メーンイベントに登場するWBC世界バンタム級王者・山中慎介(32)=帝拳=は8度目の防衛に自信を見せた。

 今年初の試合に臨む王者は「本当にいいコンディションがつくれた。試合が楽しみ。自信満々です」と落ち着いた表情でV8を誓った。判定勝ちに終わった前回、昨年10月のスリヤン・ソールンビサイ(タイ)戦で連続KO防衛は「5試合」でいったん途切れたが、「KOにこだわりを持っている。チャンピオンと挑戦者の差を見せるだけ」と“神の左”とも称される自慢の強打を打ち込む覚悟だ。

 同級7位のディエゴ・サンティリャン(27)=アルゼンチン=は、ここまで23戦23勝(15KO)と無敗の挑戦者。山中のベルトを見て「モチベーションがさらに上がった。必ず勝ってアルゼンチンに持って帰る」と宣言した。

 【主なルール】

 ▽日本製8オンスグローブを使用

 ▽フリーノックダウン制

 ▽4回までに偶然のバッティングで試合続行不可能となった場合は引き分け。5回以降はスコアカードによる。

 ▽オープンスコアリングシステムを採用 ▽レフェリー=マイク・グリフィン(カナダ)

 ▽ジャッジ=ノパラット・スリチャロン(タイ)、フランク・ガルサ(米国)、プレドラク・アレクシク(モンテネグロ)

 ▽立会人=フランク・クイル(オーストラリア)

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