前王者・細川 タイトル奪取ならず

 「デイリー後援・日本スーパーウエルター級タイトルマッチ」(19日、住吉区民センター)

 同級1位で前王者の細川貴之(30)=六島=は王者・野中悠樹(37)=渥美=を相手にドロー判定に終わり、王座奪還に失敗した。

 100ラウンド以上、スパーリングした相手の手の内は知り尽くしており、序盤から右ジャブでリズムをつかんだ。中盤には左フックを効かせ、追い詰めた。5回終了時の途中採点では1人がドロー、2人が細川を支持。だが終盤、ロープを背負い、連打を浴びるなど勝ち切れなかった。

 細川は「効いたパンチは一つもない。手数でも自分が上だった」とドロー判定に不満ありあり。「対策が予想以上に練られていたかな。野中さんは見せ方がうまい」と悔しがった。

 戴冠なら支援者の不動産会社社長から3000万円相当の英国の超高級車「ベントレー」がプレゼントされる予定だったが、「保留ですね」とお預け。試合後には野中からベントレーのミニカーを手渡される屈辱も受けた。

 親交ある大相撲の錣山親方(元関脇寺尾)も駆け付けて声援を受けたが、あと一歩で応えられず。王者の再戦要求はもちろん望むところだ。「ケリを付けたい。世界に行くなら、圧倒しないと。次こそ圧倒して勝つ」と誓った。

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