三浦の挑戦者が豪語「三浦は不運だ」

「ビリー・ザ・キッド」の異名を持つディブ
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 「WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦」(5月1日、東京・大田区総合体育館)

 王者・三浦隆司(帝拳)に挑戦する同級6位で元IBF世界フェザー級王者のビリー・ディブ(豪州)が27日、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を公開した。

 午後1時からの会見だったが、ディブは11時にはジムに到着。入念なストレッチや腹筋運動を済ませており、練習を公開したのはわずか10分程度。シャドーとパンチングボールを打つ程度で、グローブも付けなかった。

 会見では「体調は最高。三浦はグッドファイターだが、今回は不運だ。彼から奪うつもりはないが、自分がチャンピオンになる」と自信を見せた。

 三浦対策として、11年1月の内山高志(ワタナベ)戦のビデオを繰り返し見たという。フセイントレーナーは「リングの中での賢さ、状況の中で動く能力の高さという点でビリーは内山に似ているので参考にした。また、ビリーは相手にとってやりにくいタイプ。日本人とメキシコ人との対戦が多い三浦にとって経験のない相手だろう」と話した。

 ビリーの憧れは、超変則サウスポーで「悪魔王子」の異名を取った、元世界フェザー級統一王者のナジーム・ハメド(英)で「17歳で会って以来、付き合いがある。昨日も電話で話したんだ。“神とトレーナー、自分がいいボクサーであることを信じて頑張れ”と言ってもらった」と笑顔で明かしていた。

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