王者三浦、挑戦者の「鉄のアゴ」砕く
「WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」(5月1日、大田区総合体育館)
予備検診が19日、都内の日本ボクシングコミッションで行われ、両選手とも異常はなかった。
4度目の防衛戦に臨む三浦と、元IBFフェザー級王者で2階級制覇を狙う同級6位のディブの身長差は2センチ、リーチ差は0・5センチ、頸周、胸囲とも1センチ程度と互角の体格だった。
三浦は初対面のディブについて「特に何も感じなかった。それほどごつい体でもないし、ボディーとか緩い部分もあった」と評した。
ディブは三浦について「とても控えめな選手。アメリカだと、こういう席で口論になったりすることがあるけど、お互いに尊敬しあう気持ちは大きい」と話した。
来日直後に一度もダウンしたことがない、と伝えられたディブだが「ダウンは2回ありますよ。ただ、私は必ず立ち上がる。自分のアゴは鋼鉄でできているので」と右アゴを指で押さえて見せた。
ダウン経験がない前提で質問を受けた三浦は「まあ、オレのパンチがしっかり当たれば、どんな頑丈な人でも倒す自信はある」とぴしゃり。「ボンバーレフト」VS「鋼鉄のアゴ」の行方は-。