好川菜々「着物ドレス」で計量
「WBA女子世界ミニマム級タイトルマッチ」(29日、堺市産業振興センター)
ボクシングのWBA女子世界ミニマム級タイトルマッチの調印式、前日計量が28日、大阪府堺市内で行われ、挑戦者で同級9位・好川菜々(36)=堺東ミツキ=は王者アナベル・オルティス(28)=メキシコ=とともに一発パスした。
プロ5戦目で世界初挑戦する好川は、あでやかな「着物ドレス」で会見に登場。「私自身、着物が大好きだし今回は特別な舞台。これまで世界に向けて出て行っていたけど、世界を日本に持ってくるというのは私自身、初めて。海外から迎えるイベントに日本の誇り、日本の美しさの発信源になれればと思った」と王座奪取へ“和の心”で臨む。
壇上で王者から「私が勝ったら欲しい」と要求されると、「渡すことのないように結果を出す」と返した。「日墨美女対決」としても注目され、好川は「きれいで強くて素晴らしい王者と戦えるのは光栄」と会見後、直接マイクを持って敬意を表した。
初のミニマム級への減量だったが、タレントでコンディショニングアドバイザーを務める和泉修の指導で無理なくクリア。会見に同席した和泉は「食事を変えた。日本人は米を食べないといけない。100%ですね。こんなにうまいこといくとは思わなかった」と、最高の仕上がりを強調した。