諏訪魔がIGFとの絶縁を宣言
全日本の諏訪魔が9日、IGFとの絶縁を宣言した。千葉大会で取材に応じた諏訪魔は、自身が希望した藤田和之戦への交渉過程での対応にあらためて怒りを示し、「IGFは信用できない。言うことがコロコロ変わる。お付き合いできないし、今後かかわることはない」と明言した。
ただし、標的とした藤田はIGFを主戦場とするが、フリーの立場。「彼の個人としてのコメントが出てきてないんで、そこは聞きたい」と思いを口にした。
全日本内のユニット・エボリューションの盟友ジョー・ドーリング、青木篤志らにもIGFとの戦闘意思を確認していたが、「すべて白紙」と吐き捨てた。遠のいた藤田戦には「ファンが悲しむのはイヤだね。自分が希望したけど、ファンの見たいという声で動いた部分もあるから」と厳しい表情を浮かべた。
諏訪魔は5日のIGF大阪大会に来場。試合そっちのけで詰め寄ってきた藤田と対峙(たいじ)した後、IGFのサイモン・ケリー猪木取締役に6日の全日本後楽園大会のチケットを預けたが、藤田は姿を見せなかった。
翌7日、サイモン氏は来場見送りの理由を、全日本の空席が目立っていたからと説明。最近の動員不振を皮肉って、藤田-諏訪魔戦は“IGFマットでなら”と条件を突きつけていた。