亀田興毅、弟・和毅のプロ初黒星に発奮

弟・和毅の試合についてつづった亀田興毅
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 亀田3兄弟の長男で、元世界3階級王者の亀田興毅(28)が10日、「意味のある敗北」のタイトルでブログを更新。現地時間9日に米国で開催され、0-3の判定で王座獲得に失敗した弟・亀田和毅(23)のWBA世界バンタム級タイトルマッチについて言及した。

 試合は和毅が3回1分50秒過ぎに先制のダウンを奪う。その後はパンチを狙い過ぎるようになって手数が減り、小さなパンチを繰り出すマクドネルに対して守勢に回った。スコアは3者とも114-113でマクドネルの勝利。会場では際どい決着に一部の観客からブーイングも飛んだ。

 興毅は「別に兄弟やからとか関係無く、俺が会場で見て感じた事を記録として書いておきます」と前置きし、試合を通じて感じたことをつづった。

 「12ラウンド通して、ひいき目なしに和毅が勝ったかなってのが第一印象。会場のお客さん達の雰囲気は、和毅が勝ったって感じの雰囲気」「『勝者、マクドネル』この瞬間会場に集まったお客さん達から大ブーイング」「負けた和毅には大歓声」などと現地の様子を伝えた。

 「でもボクシングは結果が全ての世界」とし、「『勝ってたよ』『負けてなかった』『今日の判定はおかしいよ』って言われても結果は負け」と和毅のプロ初黒星を現実として受け止めている。

 「まだまだ和毅は23歳。これから先の方が遥かに長い。今日の敗北はただ負けるだけじゃなく、次に繋がる敗北。和毅にとって意味のある敗北」「だから決して恥じる事はない」「負けた者しか学ぶ事ができひん事もある」など自身の敗戦経験も踏まえて弟を激励している。

 「だから今はちょっと休んで、充電して、また次頑張ればいい」「まだまだこれから!俺自身も勉強になった!」とエール。「次は俺の出番です。楽しみにしといて下さい」と最後は決意表明で締めている。

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