BOX日本1位の三浦広光が総合復帰

ボクシングから総合格闘技に復帰する三浦広光(中央。右はリングス・前田日明代表、左はパンクラス・酒井正和代表)
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 元プロボクシング、スーパーミドル級日本1位の三浦広光(33)が16日、都内で会見し、パンクラスの8月9日・ディファ有明大会で総合格闘技に復帰することを発表した。前田日明氏が代表を務めるリングスに所属、13年ネオブラッドトーナメント優勝のKAZZと対戦する(ウェルター級3分3回)。

 12年10月に東洋太平洋スーパーミドル級王座に挑戦して敗れて以来一線から退いていた三浦に、HERO'S参戦時から縁のある前田代表が声を掛けたという。

 三浦は「(声を掛けられたのは)最近。断る理由もなかったんで決めた」とし、「実戦は(ボクシング以来)2年くらいやっていないけど、やるからには最低でもパンクラスのチャンピオンになって、UFCに挑戦したい」と希望を明かした。

 総合のスパーリングもすでにスタート。約1年間は何もしていなかったというが、「もともと柔道を16年やっていたんで、寝技の感覚はすぐに戻る。打撃は苦手だったけど、克服できたんで、もっとMMAに生かせると思う」と自信を見せた。

 前田代表は「三浦選手はすごくマジメでコツコツやる選手。ボクシングでも8勝1敗で、うち5戦がスーパーミドル級の層が厚い米国。(近年の)総合で間合いを詰めていったときのパンチの有効性は、ヒョードル辺りから確認された。ボクシングで燃え尽きた感があったけど、(総合を)やるべきだなと。パンクラスに限らず、UFCも狙って欲しい。すぐに世界へ行って欲しい。日本はウォーミングアップのつもりで」と活躍を確信していた。

 三浦は04年7月にパンクラスでデビュー。08年8月にWEC世界ウェルター級王座に挑戦して敗退。10年4月にプロボクサーとしてデビュー。12年10月まで通算8勝1敗。

 また、パンクラスの酒井正和代表と前田代表は今後も交流していく方向性を明らかにした。

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