王者・山中、村田より「自分の方が上」
21日の父の日を前に17日、一般社団法人「日本生活文化推進協議会」が選ぶ「ベスト・プラウド・ファーザー賞in関西」の発表、授賞式が大阪市内で行われ、ボクシングのWBCバンタム級王者・山中慎介(32)=帝拳=らが表彰された。
同級王座を8度防衛中の王者は1男1女の父。勝利後は子供たちを腕に抱き、リング上でヒーローインタビューを受けるのは恒例行事となっている。
「家族を大事にしているし、素直にうれしい」とニッコリ。沙也乃夫人からは「私もベストファーザーと思う」と言われて、「涙が出るほどうれしかった」と明かした。後輩でロンドン五輪金メダリストの村田諒太(29)=帝拳=も過去にベストファーザー賞を受賞しているが、「自分の方が上」と胸を張った。
長男・豪祐君は自身の勝利後は興奮し、ヒーローインタビューのものまねをする程。「この受賞で子育てのハードルが上がったので、嫁さんの見る目が気になる。自分の父親は口べただったので、自分は常に子供とコミュニケーションを取って、いい意味で友達のような関係でいたい。子供は少しずつ、試合のことを分かってきている。自分の真剣な姿を見せて、勝ってリングに上げたい」と誓った。