村田諒太、中途半端なヤジをけん制
ボクシングの2012年ロンドン五輪ミドル級金メダリストで、WBC世界同級4位の村田諒太(29)=帝拳=が12日、東京・池袋の立大キャンパスで行われたスポーツイベント「チャレンジA」のトークショーに登場した。
3回目となるイベントで、小中学生と保護者約1000人の前で壇上に上がった。少年時代苦手だったものを聞かれた村田は、「僕は小学4年生で勉強を“断捨離”しました。ブッダと同じ悟りの境地です」と暴露。「中学の担任の先生からは『ワン・ツー(1と2)ですわ』とか言われて」と、会場の笑いを誘った。
親交のある元車いすバスケット日本代表の根木慎志氏からは、「会場での応援は耳に届いているのか」と質問され、「応援やヤジも聞こえています。さすがに誰の声かは識別できないですけど」と、声援が力になっていることを明かした。
ただ熱烈な応援の効果は、いいことばかりとはいかない様子。「いちばん困るのは中途半端なヤジですね」と、京都で試合をしたときのエピソードを話し始めた。
「『ジャブ』って指示が聞こえたから打ったけど、あれ、なんか(声が)トレーナーと違うぞと。そのせいで食らったパンチの責任を取ってくれるのかと」。苦笑いを浮かべつつ、ファンにけん制の“ジャブ”を放った。