KO負けの岡村、辰吉Jr.にお手上げ
「ボクシング4回戦」(20日、なみはやドーム・サブアリーナ)
プロ2戦目に臨んだ元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎の次男・辰吉寿以輝(18)=大阪帝拳=が2回2分28秒KOで、岡村直樹(26)=エディタウンゼント=を倒し、デビュー2連勝を飾った。
大阪・高槻市役所の職員でもある“公務員ボクサー”の岡村。ここまで1勝3敗の戦績で、カリスマジュニア撃破を狙っていたが、2回に左フックを浴びて痛烈に倒された。
初回にはワンツーの右ストレートをクリーンヒットさせるなど、寿以輝を手数で上回った。「辰吉選手はイメージしていた通りの選手だった。1ラウンドはパンチが見えていたし、いけるかなと思った」と手応えを感じていた。
しかし2回にプレッシャーを強めてきた相手に屈した。「右はそうでもなかったけど、左は強かった。ガードの上からでも痛かった。最後の左フックは『来るな』という感じは分かったけど、見えなかった。正直、倒れた時のことはよく覚えていません」と振り返った。
陣営の村田英次郎会長も「(寿以輝は)パンチがあり、出てくる圧力があった。1ラウンドの戦いをどこまで続けることができるかだったけどね」と、辰吉ジュニアのパワーにお手上げだった。