11月引退の天龍、古巣・全日本で大暴れ
「全日本」(25日、後楽園ホール)
11月15日に両国国技館で引退試合を行うプロレスラー・天龍源一郎が、かつて所属した全日本プロレスでのラストマッチを行った。
05年にプロレスデビューした3冠王者・曙の10周年記念試合でトリオを結成(曙&天龍&ウルティモ・ドラゴン対秋山準&大森隆男&入江茂弘)。65歳の天龍は入江に強烈なグーパンチをたたき込み、頭突き合戦でも真っ向からやり合い、大森とはラリアートの相打ちで会場を沸かせた。
また、天龍が秋山、曙が入江に同時に河津落としを仕掛けるなど、大相撲出身者同士で息の合ったところを見せた。『下半期引退ロード初戦』が古巣での最終戦となった天龍は試合後「きょうは曙でいいでしょう」と元横綱の節目に配慮し、控室に消えた。それでも、試合前は「横綱までいった人が転向するのは、すごく覚悟がいったと思う」と称賛していた。