赤井沙希涙、引退間近の天龍と初タッグ
「DDT」(23日、両国国技館)
タレント兼レスラーの赤井沙希が、DDTプロレス両国国技館大会で、11月15日に引退する天龍源一郎と初タッグを結成し、石川修司&樋口和貞&里村明衣子と対戦した。高木三四郎社長を加えたトリオで出陣した赤井は、石川修司目がけて場外へダイブするなど暴れ回った。
戦前、天龍の滑舌の悪さから意思の疎通を心配していたが、問題はなかった。試合中、あっさりタッチに行くと「何で戻ってくるんだ。お客さんはお前がやってる姿をもっと見たがってる」と助言された。ボコボコにされてコーナーに戻った際は「怒られると思ったら、『楽しんでる?』と声をかけていただいた」。
4月に天龍にあいさつした際、返された言葉が分からず、「え?」と聞き返してビンタを浴びた。悪夢を引きずっていた赤井は「試合前に天龍さんがおっしゃった冗談?はまったく聞き取れなかったのに、試合中は聞こえました」と“神”の降臨に感謝した。
勝利チーム会見では無事に試合を終えた安どなどで涙を見せた。「里村さんと天龍さんがぶつかり合ってて、なんだか自分も負けられないなという気持ちがあった。天龍さんはすごく試合を楽しんでらっしゃった。組ませていただいて、試合で受け取ったことを今後の糧にしたい」。
引退試合を行う両国の舞台に、引退ロードでひと足早く立った天龍は、赤井のコメントを聞くと「死んだばあちゃんが、こういうことを言うヤツは信用するなと言ってた」と照れた。