天龍 自団体ラスト後楽園に感慨
「天龍プロジェクト」(2日、後楽園ホール)
天龍源一郎(65)が午後に開いた11月15日に行う引退試合の対戦相手発表会見の後、天龍プロジェクトとしては最後となる後楽園ホール大会に臨んだ。柴田勝頼と組み、鈴木みのる&飯塚高史と対戦。鈴木にツバを吐きかけられるなどしたが、2人に強烈なグーパンチ、逆水平チョップを打ち込んで沸かせた。鈴木とは、柴田が飯塚を仕留めた後も激しくやり合った。
自他ともに“出世試合”と認める81年7月30日のインタータッグ王座挑戦(ジャイアント馬場&ジャンボ鶴田対天龍&ビル・ロビンソン)をはじめ、数々の名勝負を刻んできた“プロレスの聖地”での試合は、21日のWRESTLE-1を残すのみとなった。
後楽園ではラストとなる締めのあいさつに立った天龍は「ロビンソンと組んで馬場さんと鶴田選手のインタータッグに挑戦したのもこの場所でした。皆さんの応援があって、あと2カ月と2週間でプロレス人生が終わるところまで無事に来られました。こんなぶきっちょな大したことないレスラーをあきらめもせず応援してくれてありがとうございます」と聖地を埋めたファンに感謝。そして、11・15両国でのオカダ・カズチカ戦決定を報告。「あの野郎をぶっつぶしてやります!」と力強く約束し、大歓声を浴びた。