長谷川穂積 右足首回復まだ8割も自信
「ボクシング・フェザー級10回戦」(12月11日、神戸市立中央体育館)
元世界2階級王者でWBC世界フェザー級8位、IBF同15位の長谷川穂積(34)=真正=が7日、神戸空港から沖縄合宿に出発した。砂浜、クロスカントリーなど4泊5日の走り込みを行う。
引退覚悟で臨んだ5月の前戦直前に右足首のじん帯を断裂。大けがを負いながら、無敗のホープ、オラシオ・ガルシア(メキシコ)に判定で完勝した。
「今回の方が余裕がある。前回は負けて当たり前という中で切羽詰まっていた。今回は勝つだろうという中で気は前よりは楽」と南国へ向かう前、晴れやかな表情で話した。
右足首はまだ「8割」の状態のため、「砂浜に足を取られないように」と慎重。今夏から行っている体幹強化などの新トレーニングで「強くなっている」手応えがあり、そのメニューを沖縄でも採り入れて肉体強化を図る。
「今回の試合はすごいパフォーマンスを見せられる自信がある。沖縄そばを毎日食べて、ケガなく完走してきます」と言い残して旅立った。