年末の新格闘技イベントとして１２月２９日から３１日の３日間、さいたまスーパーアリーナで「ＲＩＺＩＮ　ＦＩＧＨＴＩＮＧ　ＷＯＲＬＤ　ＧＲＡＮＤ－ＰＲＩＸ　２０１５　さいたま３ＤＡＹＳ」が開催されることが８日、明らかになった。東京・六本木で公開された会見で発表された。

　米国のＭＭＡ（総合格闘技）団体・ベラトールなどが協力し、２９、３１日には８選手によるヘビー級トーナメントが行われる。優勝賞金５０万ドルを懸けた準決勝＆決勝は３１日に行われる。試合形式はリングで旧ＰＲＩＤＥルールによって行われ、男子は１０分、５分、５分の３ラウンド、女子は５分３ラウンドになるとした。フジテレビの地上波で放送されることも決定。同イベントの実行委員長を務める元ＤＳＥ代表取締役の榊原信行氏は「大英断に感謝したい。放送時間帯は環境整備が必要」とした。スカパー！でのＰＰＶ中継、米スパイクＴＶでの放送も発表された。

　ＲＩＺＩＮ統括本部長には元格闘家でタレントの高田延彦がに就任。高田本部長は「このイベントがどんな到達点を目指して歩いていくのか、答えはシンプル。人類最強のファイター、人間を決める世界最高峰の舞台をファンの皆さん、世界のプロモーションの皆さんと一緒に作り上げる。メイドインジャパンで。それに尽きる。テニスならウィンブルドン、ゴルフなら全英オープン、サッカーならＷ杯、五輪。ほかの競技の格式ある最高峰に追いつき、追い越せで一生懸命磨いて、必ずやりとげる」とあいさつした。

　また、１２月２９日のスペシャルワンマッチとして、桜庭和志対青木真也のドリームカードが決定。ほかの出場予定選手として復帰戦を行う元ＰＲＩＤＥヘビー級王者エメリヤー・エンコ・ヒョードル、“柔術女王”ギャビ・ガルシア、“シュートボクシングの女王”ＲＥＮＡが発表された。今後もサプライズで追加選手が発表されるという。

　ファンフェスタも予定され、試合に出場しないレジェンド選手も来場するとした。榊原実行委員長は「３０日は２９、３１日と違う形で格闘技の祭典として試合を組みたい。総合にこだわらず、いろんなジャンルの人に来てもらえれば」とした。