「ボクシング・ＷＢＡ世界スーパーフライ級タイトルマッチ」（１６日、シカゴ）

　王者・河野公平（３４）＝ワタナベ＝が１３日（日本時間１４日）、元世界３階級王者で同級２位の亀田興毅（２８）＝亀田＝を迎える２度目の防衛戦に向け、シカゴ市内のジムで練習を公開した。

　３日前に現地到着。心配された時差ボケは問題ないという河野はシャドー３ラウンドとミット打ち３ラウンドを披露し、「いつもこの時期、体が動かないんですけど、今回は動いていつになくいい調子だと思います」と充実の表情。練習を見守った渡辺均会長も「調子がすごくいい」とうなった。

　２度目の防衛戦は亀田が相手。「ＫＯじゃないと勝てないと思っているので死にもの狂いで行きます。ばっちり仕上げてるので倒します！」とＫＯ防衛を宣言した。

　また米国人記者から亀田の印象を問われると「彼は生まれながらの天才であって、カリスマ性があるらしいんで」と相手の台詞をそのまま口にした後、「普通にやってたら勝てないんでいろいろ策は考えている」とニヤリ。「アメリカで試合をやるのは夢だった。インパクトのある試合をして歴史に名を残したい」と意気込みを口にした。