井上尚弥が年末に初防衛戦

親子でポーズをとる(左から)井上拓真、井上尚弥、井上真吾トレーナー=東京都千代田区のホテルグランドパレス(撮影・吉澤敬太)
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 「WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(12月29日、有明コロシアム)

 大橋ジムは20日、都内で王者・井上尚弥(大橋)が同級1位のワルリト・パレナス(フィリピン)と初防衛戦を行うと発表した。

 井上尚は22歳の右ボクサーファイターで8勝(7KO)無敗。14年12月30日、WBO同級王者のオマール・ナルバエスを2回KOで下し、史上最速の7戦目で2階級制覇に成功。しかし、この試合の1回に右拳を痛め、5月に予定していた初防衛戦が延期となっていた。

 その後、同級1位のパレナスと2位ダビ・カルモナ(メキシコ)による暫定王座決定戦が行われたがドローとなり、WBOのフランシスコ・バルカルセル会長は7月に、井上の次戦は大橋陣営がどちらかを選択する指名試合とすると明らかにしていた。

 井上尚は「この一年、いい練習ができた。1%の不安と99%の楽しみがある。1年ぶりなので、前半は試合感覚を確かめながら、倒しにいきたい」と意気込みを語った。

 パレナスは32歳のオーソドックス。24勝(21KO)6敗1分。日本ではウォーズ・カツマタのリングネームで活躍した。

 また、セミファイナルではIBF世界ライトフライ級タイトルマッチ、王者ハビエル・メンドーサ(メキシコ)対同級13位の八重樫東(大橋)。アンダーカードとして東洋太平洋スーパーフライ級王者・井上拓真(大橋)が同級1位レネ・ダッケル(フィリピン)を迎えての初防衛戦も発表された。

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