“女ケンカ番長”多田が12月に世界戦

 「ボクシング・IBF女子世界ミニフライ級タイトルマッチ」(12月11日、神戸市立中央体育館)

 元WBA世界女子ミニフライ級王者でIBF同級1位の多田悦子(34)=真正=が28日、神戸市内で会見。元IBF同王者で同3位のビクトリア・アルゲッタ(24)=メキシコ=と、12月11日に神戸市立中央体育館でIBF世界女子同級王座決定戦を行うことを発表した。メーンの長谷川穂積の前のセミファイナルを務める。

 過去、WBA同王座を9度防衛した“女ケンカ番長”は昨年11月、メキシコで王座奪還に失敗して以来の世界戦。「スピードばかりではない。強いパンチを打ち込むため、パンチの打ち方を変えた。肩で打つイメージ。ガンって打つ練習をしている」と、強打が武器の相手に真っ向勝負を挑む考えだ。

 19日には藤岡奈穂子(40)=竹原&畑山=が日本女子初の3階級制覇を達成。「40歳ですよ。すごいです。ボクシングでもそうだけど、人間的にも素晴らしい人」と、先輩から大いに刺激を受けた。

 13年7月に王座陥落して以来のベルト奪還に「絶対に勝つ。ベルトを手にしないと何もできない」と気合。返り咲けば、WBC同級王者・黒木優子(YuKOフィットネス)、WBO同級王者・池原シーサー久美子(フュチュール)に王座統一戦を呼びかけるプランも描く。

 「まずは獲らないと。女子ボクシングを盛り上げないといけない。色気があって強いのがいいんでしょうけど、自分は色気がないので、お笑いで盛り上げていく。現役の間に(女子の)地盤をつくって引退したい」と、目標を語った。

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