ボクシング渡部“おもしろい試合”約束
「ボクシング・最強後楽園ミリオンマッチ」(2日、後楽園ホール)
日本タイトル挑戦権獲得トーナメント決勝戦の前日計量が1日、都内で行われ、出場する4階級8選手全員が一発でクリアした。
ライト級1位の杉崎由夜(角海老宝石)、同級2位の荒川仁人(ワタナベ)はともにリミットの61・2キロだった。
荒川は「チャンスをつくってくれたジムのため勝つしかない。成長しているところを見せたい」と連敗からの再起と移籍初勝利を目指す。一方、杉崎は「強いですから」と警戒しながら「(昨年、荒川に判定勝ちした先輩の)加藤さんから、こういうのが得意だから気をつけろとか、アドバイスをもらっている」と明かした。
また、メーンイベントでは元東洋太平洋、日本ウエルター級王者・渡部あきのり(野口)は66・6キロ、日本ウエルター級2位の有川稔男(川島)は66・5キロでクリアした。
前回7月の前日計量で3・7キロオーバーだった渡部は「前回は病気みたいになってしまって、モチベーションも含め全然ダメだった」と心機一転の一戦。「38試合目だし、何だかんだとすげえキャリアだし、勝っても負けても、アイツの試合はおもしれえなと言われたい」と話した。
フライ級2位の黒田雅之(川崎新田)、同級3位の阪下優友(角海老宝石)はともにリミットの50・8キロ。バンタム級1位の坂本英生(フジタ)はリミットの53・5キロ、同級2位の益田健太郎(新日本木村)は100グラムアンダーの53・4キロだった。
試合はすべて8回戦で行われる。