穂積、再起2戦目の相手は世界5位
「ボクシング・57・6キロ契約10回戦」(12月11日、神戸市立中央体育館)
ボクシングのWBC世界フェザー級10位、IBF同13位の長谷川穂積(34)=が4日、神戸市内で会見し、再起2戦目となる12・11の相手がWBO世界スーパーフェザー級5位のカルロス・ルイス・(22)=メキシコ=に決まったことを発表した。
相手は1階級上で当初のフェザー級より1ポンド(約450グラム)上の契約体重に変更。人生最重量の敵を迎えることに「自分はフェザーでも大きい方じゃないし、今回は未知の階級。試合をしてみてパワーとか強さとか試合してみないと分からないけど、自分の決めた道なので」と腹をくくった。
来年、世界に再び挑むための前哨戦。「不安はありますけど、これくらいじゃないと試合をする意味がない」と意気込んだ。
長谷川は引退覚悟で臨んだ5月9日の1年ぶり再起戦では当時世界9位、無敗のオラシオ・ガルシア(メキシコ)に大差判定の完勝。試合直前に右足首のじん帯を断裂するアクシデントに見舞われながら、強打のホープを完ぺきに封じた。
達成感から進退を熟考したが、今夏に科学トレーニングを取り入れ、「まだ強くなる自分がいる」と実感。10月2日に現役続行を表明した。