全日本が曙退団を正式発表
全日本プロレスは5日、前3冠ヘビー級王者・曙(46)の退団、フリー転身を発表した。2日に取締役を辞任したとした。今後も15日の東京・八王子大会など、全日本への参戦予定はあるという。なお、次期「世界最強タッグ決定リーグ戦」は不参加となる。
元横綱の曙は13年9月に全日本入団。直後に行われた第1回王道トーナメントを制すると、同年10月に諏訪魔から3冠王座を奪取した。昨年は心臓のバイパス手術を受けるなど体調不良で長期欠場し、その間にベルトを返上したが、今年5月に返り咲き。11月1日に秋山準に敗れるまで保持した。
全日本にとっては9月いっぱいで退団した元3冠王者・潮崎豪に続くエース格の離脱となった。1日に曙を撃破して3冠王座を獲得した秋山社長は試合後、「正直、23年間、オレがいる(団体の)中で底辺かもしれない。でも、そこからはい上がっていけばいい」と巻き返しへの思いを明かしていた。