柴田明雄が東洋太平洋、日本で防衛
「ボクシング・東洋太平洋&日本ミドル級タイトルマッチ」(9日、後楽園ホール)
同級2冠王者・柴田明雄(33)=ワタナベ=が東洋太平洋同1位、日本同5位・前原太尊康輝(22)を7回1分31秒TKOで下し、東洋太平洋5度目、日本4度目の防衛を果たした。柴田は27勝(13KO)8敗1分け、前原は9勝(9KO)2敗1分け。
1回から技術、スピードで上回り経験の違いを見せ付けると、3回、右ストレートをヒットさせ、ダウンを奪った。4回を終わって、フルマークでリードした。
5回、強打の前原の左ボディーで反撃を食らったが、持ちこたえた。6回に右ストレートから連打でスタンディングダウンを奪い、前原はフラフラ。
7回、一方的な展開にレフェリーが試合を決めた。「行けるところまで行きたい。応援してください」と、試合後のリングでは、さらなる上の舞台を見据えた。